Dである
Dは名前の頭文字である
残念ながら名字ではない
下の名前の頭文字である
Dはワタクシより若者である
Dは男だらけの4人兄弟の長男である
なぜか4男がAで長男がDである
特別な意味はなにもないが
ごくごく小さな輪の中ではDがDということになっている
Dとはたまにメシを食ったりしている
先日もワタクシの部屋の段ボールに眠っている
読み終えた書籍類をもらってくれるとのことで
我が家へ歩いてやってきた
そうDはワタクシにとってご近所様でもあるのだ
そしてDはワタクシのかつての後輩でもあり
現在のライバルでもある
Dはいま税理士だか会計士だかになるために
猛勉強の真っ最中である
簡単になれる職業でもなく取れる資格でもない
ましてワタクシのような怠け者には100年かけてもムリである
そう言えば今年のワタクシの年賀状を作ってくれたのもDである
Dはもともとグラフィックデザイナーとやらをやっていたのである
そんな変わった経歴を築こうと
今日も明日も難解極まりない勉強に励んでいる
ではなぜDがライバルかと言うと
Dが税理士だか会計士だかになるのと
ワタクシが会社化するのと
どっちが先になるかを勝手に競っているからである
会社にしたらもちろん経理を任せるのはDである
それもすでに勝手に決めている
いよいよ焦りばかりが募ってきている
なんせこのご時世である
Dは不思議なことに
ワタクシのミニものまねネタに嫉妬する癖がある
細かすぎて伝わらないドコロじゃないくらい
狭い狭いネタであるのに
先にやられるコトを悔しがる癖があるのだ
Dとは簡単に言うとそーゆー男である
ワタクシの同級生に会計事務所に勤めている男がいる
でも彼は過去に設計の仕事をしていた
一念発起して全くの異業種に飛び込んだのである
その経験が今◎◎な時に生かされている
◎◎な時ほどその経験を持ってて良かったと思う
などワタクシが聞いた話を先日そのままDに伝えたら
とても喜んでいた
やはり異業種に飛び込むのは不安が大きいのだろう
分からないでもない
変わった経歴を築こうとしているDにとっては
聞いて損する話ではなかったようだ
Dはネガティブ思考が割と得意な人物としても
仲間内では知られた存在である
何度となく話を聞いても
ワタクシにはさっぱり理解できない世界へ行こうとしているDであるが
なぜかいつ会っても昔と全く変わらない
相変わらずDはDである
AでもなければBでもない
もちろんCであるはずもない
念のために言うと
DはDカップのDでもない
下の名前の頭文字のDである
ちなみにワタクシの下の名前の頭文字は
Eである
DはEの後輩でありライバルでもある
そしてご近所様でもある
EはDに追い越されないように
負けじと頑張るしかないのである
最近、仕事で目黒のDの事務所の前をよく通ります。
正確にはDの事務所ではありませんが。
ちなみに、Tが二人もいる事をお忘れなく!