肩こりやら内蔵がおかしくなってきたので、飯田橋にあるタイ式マッサージに
彼女といってきた。あちこち痛んでいたのでハードなマッサージを希望し,
いざルームへ。てっきり男性の先生かと思いきや女性の先生でとても童顔な人だった。
顔にタオルをまかれ目隠しのまま足全体のストレッチからはじまるのだが
そのストレッチは足をぶるんぶるん回したり、四の字固めのような体制になったり、
小学校のプロレスの技の掛け合いみたいなスタートだった。
当然、痛い。むしろツリそうだ。そして、女性に技?を掛けられるのは
生まれてはじめてだ。しかも目隠しで。
ごりんごりんやられた後、足の裏を指圧されるのだがこれもすごく痛い。
悲鳴をあげたくなるほど。「指圧の心は母ゴコロ!」と頭の中で叫び
「すごく痛いっスけど、どこが悪いんですか?」と聞くと
指圧に夢中なのか最初シカトされ、目隠しされている俺は恐怖すら覚えた。
もう一度ガンバッテ聞くと、「全部」と理解不能な答えが帰ってきた。
肩こりがヒドいと言っているのに足ばかり攻められる。おかげでどんどん
肩がこっている気がした。
帰りたい。
修行僧のように足攻めを耐え(ちょっとあたった。ラッキー笑)腰もやられ、
タップ寸前のおれにようやくカタモミというチャンス到来。待ちに待った
カタモミ。昔親に作ったカタモミチケットをこの人に全部あげたいぐらいだった。
するといきなりストレッチプラムのようにかつぎあげられ、この子のどこにそんな
力があるんだといわんばかりのひねり。デパートで寝そべってだだをこねる子供を
かつぎ上げ引きずってる母親のようにおれは何度もかつぎあげられる。
なんだか、ちがうプレイのようだ。だが全身が軽くなってく気がした。
そう、きっと効いてると。
結局、そのプロレスリングノアのようなマッサージは2時間にも及んだが
念願のカタモミは、ほんの数分で最後にパチンと頭と肩を叩かれ終了した。
店を出る時「やっぱり、こってましたか?」と聞くと「ヒドいですね。」
と言い放ちまったく甘い言葉ももらえなかった。笑
こってるおれが何だか悪い気がした。すいませんと言いそうになった。
だが、驚くことに一夜明けた今日は体がすごく軽い。おそるべしだ。