いま〜〜

長渕剛は知っていよう
言わずと知れたベテランミュージシャンだ

では長渕剛のデビュー当時は知っていようか
ガリガリに痩せこけ
ロン毛で
かわいらしい声をしていたあの頃を

面影はもうほとんどない
はっきり言って別人

現役のミュージシャンで
あそこまで外見も声も歌の中身までも
変わった人がいるだろうか

ミュージシャンじゃなくてもいい
大人がそこまでイメージを変え続ける姿を
未だ見たことがない

好き嫌いはありましょう
でもあのおじさんを見ていると
常に今を生きている
と思ってしまう

今なりたい自分に
今なろうとする
それを続けて行った先に
その大変貌が結果として足跡のように残った
そんなイメージだろうか

毎日のように泡盛でうがいをし
喉を焼き切り意図的に声をつぶした
という話はあまりにも有名だ

別に今の声を変えたい訳じゃない
外見を変えたい訳でもない
歌を作りたい訳でももちろんない

ただ
今を生きるということがどーゆーことなのか
考えさせられることがしばしばある

長渕剛を見ていると
特に考えさせられる
みたいな

今を生きることほど困難で過酷なことはない
でもこれほど直情的で単純なこともない

「生きている」
言い換えれば
100%死ぬということ

明日も今日のような日が訪れる
そんな保証などどこにもない

そう考えると
今ほど命がけな時間はない

いま、いま、いま

積み重ねてるうちに
気づいたら夜が明けて
次の日になっている

たまたま
運良く
今が連続しただけ
かもしれない

自分の未来は
今つくられる

自分の歴史も
今つくられる

だから少しでも変わりたければ
今の自分に一番近い何かを
変えるとこから始めるのが
一番の近道
みたいな結論

てゆーほどでもないけど

性格、クセ、欠点
考え方、やり方、捉え方
居場所、寝場所、働き場所
目標、現実、不安

当たり前のように習慣になっていること
意外とそんな中にこそヒントは隠れていたりする
てゆーかほぼ間違いない

今の自分を徹底的に疑う
今の自分を徹底的に信じる

今の自分と徹底的に戦う

いま、いま、いま

その連続が未来だ

失敗したらどうしよう

今の自分に
そんな悠長なこと考えてる余裕なんてない

ましてこの不景気
せめて今だけでも
夢のような現実を
楽しみたいじゃないか

今よりもっと重くなるかもしれないけど

未来とやらが変えられるなら
軽いもんだ

とか言ってる自分を夢見て
早く寝よう

小雪

9月だ!
って書いたと思ったら
10月

早いぞ〜

地球はブレイクダンスでもしてんのか
と思うほどのスピードで毎日クルクルしている

先日
渋谷で待ち合わせをして飲んだのだが
そこへ行く前にすでにしたたか酔うほど飲んでいた

夜の12時くらいに渋谷へ着いたと記憶している
しかもタクシーで向かったために
車を降りた時にはケッコーな勢いで気持ち悪くなっていた

とはいえ
会った瞬間にまき散らすワケにはいかない
男としてそれだけは避けたい
必死でこらえてポーカーフェイスを装った

何食わぬ顔で店に入り
カウンターに座って注文しようと思ったら
隣の席から焼きうどんの匂いがただよい
今にもまき散らしたい衝動にかられた

とっさに酒と一緒に水を懇願してしまった

連れに軽くひかれてしまったが大惨事を招くよりはマシだと判断した

しかし気持ち悪さはおさまらない
焼きうどんの匂いが延々と鼻のあたりをウロウロしている

気づいたら水ばかり飲んでる始末

おまけに腹一杯だったので
食事にも一切手を付けていないオレ

でも話にはすごく熱中し
聞くのも話すのも楽しかったので
時間が経つにつれて
いつの間にか胸と腹の奥の方から
まき散らすべき吐瀉物の感触がなくなっていた

そんな時にコイツがリアルに目に飛び込んできた

IMG_0066.jpg

笑った拍子にオレの全てをまき散らしそうになった

なんとかこらえた

これまでの時間を埋め合わせるためにもネタとしても
注文せざるを得なかった

イメージ通りの味わいに
思わずおかわりしてしまった

朝方
連れと別れる頃には
とても爽やかな気分になっていた

この場を借りて
楽しい夜をありがとう

そして
飲みに行こうと勢いよく誘いながら
水ばかり飲んでいたワタクシに
怒鳴ることなく付き合ってくれた
あなたの寛大な心に感謝いたします

絵になるほどの人気タレントより
よっぽどあんたの方がスーパースターっす!

御免